フィギュアスケートとX JAPANと聖書。

左脳スケーター宮原知子

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2018年全日本。

宮原知子、紀平梨花に僅差で及ばず。

え、私の点数低すぎ? なんて思ってないよね…。


今年の初戦での宮原選手が凄く良かった。プログラムも衣裳も素敵だったし、何よりもスケーティングが誰より際立っていて、大袈裟だけど、感動してしまった。

特に驚いたのが、3-3ジャンプが高くなっていたこと。

宮原知子、ついにジャンプに目覚めたか、と今シーズンの彼女への期待に胸が膨らみました。


でも次のNHK杯、そしてグランプリファイナルと、残念ながらジャンプ、それ程には変わっていませんでしたね。…当然ですが。

宮原選手のジャンプはスピンの延長、っていう感じがします。空中スピン、とでもいいましょうか。

私、空中でも回れますよ、みたいな。


そして、フリー。

内容がとても濃くて、彼女のあくなき向上心を感じさせてくれる、勝負のプログラムだと感じました。

でも逆に、彼女が真剣にやればやるほど、彼女の生真面目さ、必死さが裏目に出てしまう恐れのある、ちょっとさじ加減の難しいプログラムだな、とも思いました。

…と荒川静香風に言ってみた(笑)


個人的には、彼女はショートのような優しく軽い感じが似合っていると思います。

「ムゼッタのワルツ」、「ため息」の彼女は可憐で本当に素敵でした。

まぁ彼女も自分の殻を壊したいところがきっとあるのでしょう。

宮原陣営としても20才だし、少し大人っぽく行きましょうか、という事だと思います。

でも、大人っぽいとは化粧を濃くして、大人の女を演じることなのかな。

彼女は精神的に大人だから、何を演じても子供っぽくはならないと思います。だから無理に背伸びしなくても、と思ってしまいます。

それよりも、まずあの喋り方を先にどうにかしたほうが。

小さな声でボソボソ喋らずに、もっと自信を持って大きな声で話した方がいいのに、といつも思います。

インタビューは大事ですよね。良いインタビューは、ファンとメディアを味方につけます。

…話が逸れました。そう、フリーです。あのフリー、あれは決して彼女を観客に近付けはしないと思うのですよ。

どういうことかと言うと、例えば三原舞依のフリー。あれは、あれを見たら、誰でも彼女のファンになってしまいますよね。

ひたむきさ、純粋さ、彼女の性格の良さが120%生かされた、とても素敵な作品に仕上がっています。

でも、宮原知子が同じようにひたむきに滑ったとしても、何故かあまり伝わってくるものがないんですよね。

どうして?

それは多分、彼女の表現というものが、振付の一部として考えられたものだから。

ここではこういう表情をするんだよ、って与えられたシナリオを実行しているだけ。

心ではなく、頭で演じている。

だから伝わってこないんです。

…少なくとも私にはそう感じられるんですね。

これは今までの彼女の演技についても同じなのだけど。

あくまでも自分を崩さない。世間一般で言うところの左脳派。頭で考えて滑っている。

それが悪いとは言わないけれど、でもファンが見たいのは、その選手の感情が、熱い思いがほとばしる、そして思わずこちらが引き込まれてしまう、そんな演技だと思うのです。

秘めた情熱がある。それは分かる。でも秘め過ぎてしまっていて、伝わってこない。

それが、私の宮原知子感。



でも不思議ですよね。練習熱心で自分に厳しいはずの彼女が、何で自分のジャンプの出来には甘いのでしょうか。

自分のジャンプがライバル達に比べて見劣りすることは、本人が一番分かっているはず。だからブリアンコーチを呼んだのでしょう。

なのに、誰がどう見ても回転不足であるジャンプ、それが回転不足を取られずに見逃されて、それで高得点が出た時に、彼女は(日本人選手独特な)ちょっと意外だわ、って表情をすることもなく、さも当然のように喜ぶ。

そして、誰がどう見ても回転不足のジャンプが、当然回転不足を取られ、そしてその結果自分が負けた時、彼女は冒頭の写真のように、少し不満げな顔をする。

そうじゃないのかもしれないけれど、でもそう見えてしまう。

失敗した自分に怒っているだけなのかもしれない。 

それとも、完璧な自分と完璧な後輩達では、完璧な後輩達が勝つのだ、ということが分かってしまった、っていう顔なのかもしれない。

…もしそうだったら、つらいだろうな。


でもね、ジャンプが改善されたら、まだまだあなたは勝てるよ。

あなたの強みは、あなたを決して裏切ることがない、スケートの技術だから。



次の世界選手権、彼女が紀平梨花、坂本花織、その他のロシア選手達と比べて、どの位置に付けられるのか、今からとても興味があります。

この面子に回転不足を続けていては勝てません。

開催地が日本なのが少し気になるけれど、それぞれが正当に評価されるように祈ります。





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